「なんで病気なんかになっちまうんだよ。」 永真は悔しそうな顔で、怜遠と永愛を見る。 「ほんとだよ。なんで永真なのっ……。 永真、悪いことなんてしてないのに……。」 「あー、悔しい。 こいつらの成長、見られないのが。 紗梨と、この先一緒にいられないのが、すごく悔しい。」 そういった永真に、頭痛が襲う。 永真は頭を抱えて、しゃがみこむ。 「永真っ!」