「嘘ですよね? 脅されたりしてるんじゃないですか?」 そう言いながら、じりじりと距離を縮めてくる男の子。 「違うよ。 ほんとうに好きだから付き合ってるの。」 あたしは、後ずさりしながら答えた。 「嘘ですよ。 だって葉山さんは、バカなやつ、嫌いなんですよね? そんな方が、あんなやつと付き合うなんて、ありえません。」