「綺麗だね、夕日。」 あたしが、観覧車から外を眺めながら言うと、 「…ああ。」 少し暗い声が聞こえた。 神野くんの方をみると、うつむいていた。 「体調悪いの?」 「…あ、いや、そういうわけじゃない。 …俺、高いところ苦手で……。」