イケメン男子と清楚女子のヒ・ミ・ツ。

「ど…どうしたの?」


俺の耳元から瑞樹の声が聞こえた。



「いや…翡翠たちに連絡しようと思ったんだけど…ここ圏外で繋がらないみたいなんだ」


俺は携帯の電源を切り、再びポケットの中にしまった。



「待ち合わせとか…してないの?」



「ああ…」


あの時、俺かなりテンパってたからな…。



「ご、ごめんね…」


俯いたのか、瑞樹の黒い髪が俺の頬に当たる。



「謝らないでいいよ、瑞樹が無事だったんだからそれでよし」


俺は少しばかり微笑んだ。