イケメン男子と清楚女子のヒ・ミ・ツ。

翡翠は真剣な目で俺を見てきた。


「翡翠…」



「人数多い方がいいだろ?」


「ああ」




「なら、私も捜すわ!」


マリアちゃんは嗚咽を堪え、俺に再び歩み寄る。


しかし、それを途中で翡翠が止め、マリアちゃんの肩に手を置いた。

「…マリアはここに残っててくれ。

これは危ないことなんだ。マリアには行かせられない」


マリアちゃんは翡翠の手をバッと振り払った。


「私だって瑞樹の友達なの!

こんなところでノコノコと待ってられないわ!!」


霧をも震わせるような声はそこら中に響いた。