イケメン男子と清楚女子のヒ・ミ・ツ。

**遥side**


「つ、いた…」


所要時間、約50分。


ようやく俺が転げ落ちた坂を登り切ることができた。



実際登ってきて思った事はただひとつ。



「長かったな…」


その時、俺に背負われている瑞樹の顔が、俺の顔の横にひょこっと顔出しをした。



「遥くん、私ここからは歩いて行くよ…?」



「こんな怪我で歩けるかって」


坂を登って来る時にだって、俺の手に乗っかってる足が痛くて顔をしかめてたのに…