しかしその動きは一瞬で止まった。 「そういえば戻るのって五合目でいいんだよな…?」 マリアの前を歩いていた俺は、振り向かずに言った。 「え…?遥くんと待ち合わせしてるんじゃないの…?」 「それが…してないんだよ」 「え…!?」 だって、待ち合わせどうする云々のまえに、遥が先に行っちゃったんだし…。 話す時間もなかったもんな。 「どうしようかな…」 さっき言ったとおり、遥とは一切連絡が取れない状況だ。 だからって勝手に決めると、すれ違いが生じるかもしれない…。