雅也君との誤解もとけて、柄にもなく怒鳴ったりしたことに今さらながら恥ずかしくなる俺。




「亜里沙....」





俺が声をかけると





「アキト...さっきの...春海さんのお部屋にいったんじゃなかったんだ」







亜里沙は下を向いたままそういった





「え?春海?いかないよ、なんで?」





俺が亜里沙の言葉に驚き、そういうと





「だって...親しげだったし...。取引先の令嬢だって雅也君がいってたから...」






亜里沙はそういってふいっと顔をそむける