「おばあ様、少しよろしいですか?」




俺は祖母の部屋をノックする




「アキト?どうぞ」



祖母はそう言って部屋に招き入れた





俺は周りに誰もいないのを確認すると





「ばあちゃん、亜里沙、どう?」



敬語を崩して話す。



「ああ、そうね。頑張っているわよ。もともと頭の回転の早い子なのか気も効くし。言語力はまだまだだけど。まぁ一般の高校生ですからね。これからね」



ばあちゃんはそう言って少し微笑む




「そっか、よかった」




そういって俺はほっとする




「…別に毎日じゃなくてもいいっていってんのに、ほぼ毎日あの子、来てるけど、ちゃんと話してるの?私は別にあなたたちを別れさせるためにこんなことをしてるわけじゃないのよ?」




ばあちゃんは俺の表情をみてかそういう