「でも、アキトくんのことは誰よりも好きです！アキトくんはどう思ってるかわからないし、まだ付き合いも短いけど....ちゃんとアキトくんに見合うような女になります！」






私がそういうと、おばあさんはふっと笑って








「そう...。実はね、アキト。まだあなたには早いかもと思って言わなかったんだけど、来年の４月にお見合いをさせようと思っていたのよ。相手は由緒ある旅館の御嬢さんで、子供のころから厳しく仕込まれてきた子でね。かわいいし、素直でいい子なの」




というと、アキトは怒った顔をして、







「は！？俺、そんなの受けないよ！」







思わず、いつもの敬語ではなくなってそういった










おみ....あい.....









「先方にはまだお話してないけれど、古くからの友人だし、電話一本で承諾してくれると思うわ」





おばあさんはそういって携帯をだす