「ね、映画、これでいいんだよね?」





映画館に着き、タッチパネルで映画のチケットを選びながら亜里沙がいう






「うん、ちょうど俺もそれみたかったし」






俺がそういうと亜里沙はにこっと笑い、その映画を選択する






―入金してください―




と表示がでたので、俺は財布を取りだし、二人分のお金を出そうとする




「あ、私払うから!」




亜里沙がそう言って手を止める