「は!?べ、別にほれ込んでるわけじゃねーよ。最初は...男嫌いのあいつを笑わせてみたいって思っただけだった。その頃は冗談で彼女とか言えたし、キスだってできた」






そういって俺は息をはく






「でも...今はなんかできねー...」






乱暴にすると壊れてしまいそうで...大事に...したくて...







「今までと違って本当に好きになったからじゃない?」






すると陸にぃが優しい顔でいう。この人は昔からおっとりというか大人で...なんか安心する




「今まではまぁ男だし、盛る年頃だし...相手より自分のが大事だったんだよ、アキトは。でも、今回は自分より相手を想えるようになった。それが本当の恋愛ってやつだよ」






にっこり笑ってそういう陸にぃ