俺色に染まれ

私がそういってはしゃいでいると、





「その石はね、いろんなものに効くようになってるんだよ。これは健康に、これは金運に効くようにお祈りしてあるんだよ」




お店のおばあちゃんがにこっと笑っていう





「へーそうなんだー......!!!」





た、たかっ!




値段を見て自分の今の財布の中身を考えてそっと置く




うう...かわいいけど...もうお小遣いあんまり残ってないし




「ちなみにお嬢ちゃんが持ってたのは、恋のお守りだよ、彼氏に買ってもらったら?」



こそっと耳元でおばあちゃんは私に言った





「こ.../// そ、そんなんじゃないですから!///」





なにいってんだ、このおばあちゃん!







「なんだ、違うのかい?実はこの石を昔おじいさんにもらってね、私は今でも持ってるんだよ」




おばあちゃんはにこっと笑ってボロボロになった石のついたキーホルダーを見せてくれる





「そうなんですね、素敵です」




にこっと笑うと