俺色に染まれ

「一緒にいこうか?」
「アキトがかえってきてからのほうがいいんじゃない?」





二人が同時にそういったが






「ううん、大丈夫だよー!」






私がにこっと笑うと






「じゃ、オレンジジュースとコーラお願い。なんかあったら電話してね?」







千夏がいう





「大丈夫だってばー!じゃ、いってきまーす」






何をそんな心配してんだか






私はそんな風に考えながらパーカーを羽織って少し離れた海の家まで歩く