あぁ…もう,私の…
篠崎怜衣の人生は終わる。

─プルルルルル


「はっ…はいぃ…」


《怜衣!!》


綾女の声が耳元でする。


《大丈夫…大丈夫だからね》



その声は…信用できなくなっていた。