2年の生活にもなれて梅雨に入ろうとしていた頃。

あんが教室にきた
「話したいー」
って来てくれた。

私は2年に上がり
大きな大会前ということもあり
部活がいっそう忙しくなっていた。
昼のロング休みの間も部活に
費やさなければならなかった。
頭のなかは部活でいっぱいだった。

そのせいで、あんの話を聞いてあげることができなかった。

そんなことが3回くらい続いた。