ある小さな王国

シャードール王国

ある年の
夏の雨上がりの虹がかかった朝、
一つの命が誕生した。

パッチリした瞳に、明るい茶髪をしていて笑顔が可愛らしい女の子。

その子は、エミリーと名付けられた。

エミリーは、シャードール王国の第二王女として育てられた。

すくすくと育ち、エミリーは12歳になった。

王妃と王様に愛されて、王子様と王女様と5人で幸せに暮らしていました。

でも、そんな幸せな家族が一変と変わったのはある日のことでした。