7月に入り期末テストが始まる1週間前。



修『なぁ、なぁ。』



呉『………。』


本当にほっといてほしい。



でも、こいつは幸せだろうな…。



呉『1つ質問。なんであんたの名前って修哉なの?』



私は、ただ愛して欲しかった。



でも、私には親も親友や友達も誰も、誰ひとりいない。



修『あ?理由は単純だぞ?ただ俺の母親が修子で、親父の名前が幸哉でそれを合わせて修哉にしたって言ってたな。』



呉『へぇー。』



産まれた時から、いや、産まれる前からこいつは愛されてるんだ…。