絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜上

泣き声が止んだ。


「誰……?今っ……せ…んせい…いないよっ…」


「…一瀬だよ。大丈夫?秋野」


何も言わなくてもよかったのかもしれない。


でも珍しくつらそうにしていたから。


ちょっと心配だった。


「うん…大丈夫っ……………じゃないかも…」


秋野はカーテンを開けた。


まだ涙が流れていた。
前よりも痩せたような気がした。