でもあの秋野が簡単に先生を諦めるわけない。


…きっとたまたまだよね。


気分が悪いだけなのかも…。明日になれば、すぐまた甘えだすよね…。


諦めなきゃいけないのは、僕の方だ。


先生に嫌われたんだもん。あの先生に嫌われるなんて…。


僕の…たった一人の理解者なのに…。


涙が出そうになるのを、グッとこらえた。