「……そうだよねぇ!あたり前だよねぇ!一瀬君と先生ができてるわけないもんねぇ。疑ってごめんねっ。てゆ〜か、ゆみっ意識されてるのかなあ〜??きゃー!」


秋野は髪を指でクルクル巻きながら、にやついてる。


そうは言ってないじゃん。


勘違いしないで。


秋野のことは意識してないよ。


絶対。


「でもっ!あんまり先生と仲良くしないでねぇ!いくら一瀬君が男でも、綺麗な顔してるからなんか妬いちゃうから!」


男という単語に、胸がさらに痛む。


「ゆみ、頑張るから!一瀬君も早く彼女作りなよ!あ!ゆみの友達が一瀬君のこと好きなんだよぉ〜!バイバイ!」


秋野はスキップのような走りで帰っていった。