しばらくして、藤田達が謝ってきた。


「一瀬…ごめんな。俺達、ホントにひどいことしちまったな…。俺、浦川に色々言われて気づいたよ…。一瀬は友達なのに…助けてやれなくて、ごめんな…。」


浦川…愛子のこと。


言ってくれたんだ…。


あとでお礼言わなきゃ。


「ううん…僕こそごめん。また仲良くしようっ!」


これでいいよね…?


許すことは大事だと思う。


それにきっと僕が藤田達の立場になっていてもおかしくはないはず。


みんな弱いんだよね…きっと。


でも…やっぱり。


まだ俊のことは……


許せないけど……。