外はもう街灯がつく暗さだった。


横には先生。


もの凄くドキドキしたんだ。


帰りたくないよ…先生。


帰りたくない。


まだ先生といたいよ…。


先生の部屋にいたいよ…。


先生は僕の気持ちを察したのか


歩幅は小さく、ゆっくりと歩いてくれた。


こういう所も大好き。


先生…今何考えてる?


どうして何も喋らないのかな?


僕は聞きたいこといっぱいあるよ。


あの…写真のこと。


先生と写っていた…あの女の人。


あの人は…制服だった。


僕と同じ学校の……。


教え子だったのかな…?


あんなキレイな人、学校で見たことないから、きっともう卒業してるんだ。


うらやましいな…


先生の彼女になれるなんて…。


僕はどんなに願っても、なれないから…。