絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜上

【先生へ。
さっきの電話すごくうれしかった。先生泣いてたよね?僕のために泣いてくれたんだよね。先生が初めてだよ。いつも心配ばかりかけさせてごめんね…。】

文字は震えていた。


所々にある水滴が落ちたような跡は、おそらく涙。


これを書いている一瀬の姿が目に浮かんで、涙が溢れてくる。

涙でにじむ視界の中、続きを読む。


【いつも僕と向き合ってくれたのに、僕は先生から目をそらしてばかりだったね。でも、もう最後だから…僕がずっと悩んでいたこと話すね。僕がずっと悩んでいたことは……】


………………!!


すぐに部屋を出て、リビングにいる母親のもとへ走った。