家に着くと、すぐベッドに顔を押しつけて、泣いた。

「うわぁぁぁん!!うぅ……うわあぁあぁぁ………!!」


先生先生先生先生先生っ……!


僕は臆病なんだ…。


ホントは信じたくてたまらないんだ。


信じるか、信じないか…。


僕は信じないを選択するんだ…。


僕に残っているのは先生だけ。


でも先生が、手を振り払うのが怖くて


先生が僕から離れていくのが怖いんだ。


だから、僕から離れるんだ。


そのほうが、ずっと楽。


先生から、離れる。



先生から…逃げるんだ。