『ゆうな…やっぱ怒ってる?』 『……何よ』 『やっぱり怒ってるね』 ―ムカッ!!! 『ったく…… アンタのせいよ! このキザ野郎ーーー!!!!!』 私は思いきり叫んだ。 『俺!!?』 『アンタに会いたくないから…バスだって一本遅らせたのに…乗ってくるし…バカ…』 『…ゴメン』 りゅうや君は私の頭を軽く撫でた。 バカ… こういうのがダメなんだって―… ドキドキしちゃうんだって… 『も…止めて…』 『へ?』 『もう優しくしないでよ!!!』 私は また叫んだ。