―翌日―
私は昨日とは大違いな重い足取りでバス停へと向かった。
そういえば…
りゅうや君とバス一緒だった…
正直会いたくないのにな…
私は一本遅いバスに乗ることにした。
こうしたら…
会わなくて済むでしよ?
今頃になって涙が溢れてきた。
『もう…ヤダ…』
必死で涙を堪えながら、私はいつもより遅いバスに乗った。
バスは、案の定ガラガラだった。
そりゃそっか…
今頃学校行く人なんて居ないよね…
私は空いている席に座った。
すると―…
『待ってくれ!! そのバス!!』
あれ―…
どこかで聞いたことある この声―…
ましゃか―…

