りゅうや君の隣に居る可愛らしい女の子―… あれ…東校の制服だよね… あれは… 彼女なの? 二人で楽しそうに笑いあっている。 『そりゃ…そうか…』 りゅうや君はカッコいいもん… モテて当たり前だし、 彼女だって居て当たり前… でも…… 『ヤダよ…』 今日、一緒に帰れない理由はその子なの―…? 私は、りゅうや君たちの前を通るのがイヤだから、裏門から学校を出た。 『はぁ……』 ショックすぎて涙も出てこないよ… 辛いよ… 苦しいよ……