りゅうや君は私を保健室まで運んでくれた。


『おや? 保健の先生居ないみたいだね。

ゆうな、ちょっと足見せて?』


『うっうん…』




りゅうや君の手が私の足首に触れる。



―ドキッ



『待っててくれ。』



そう言って りゅうや君は私の足に包帯を巻いてくれた。



『へ~。りゅうや君ってテーピング綺麗に出来るんだね』


『まぁね。こんなもの俺にかかれば楽勝さ』




りゅうや君……






『じゃあ ゆうな、少し休んでなよ。また来るから』



『うん…』



りゅうや君は微笑んで保健室を後にした。



『ヤバ……』





顔が熱い……




ドキドキが止まらない…




『やっぱり…







好きだよ……』





りゅうや君……