初恋の2人、正反対。

翔は走って来たのか、息が切れている。




「なんで…」





「なんでって…っ好きな奴が!泣きそうな顔して走って行ったら追いかけるだろ!」






大きく叫ぶように放った言葉は、授業が始まったせいかシンと張りつめて静かな空間に溶けていく。





「ば、罰ゲームって…!」




「あれは、きっかけは確かに罰ゲームなんだ。ゲームで負けた俺は、真面目そうなやつ…お前に告白する事になった。でも、そんなんじゃない。本当はずっとずっと前から好きだった」








「え…」






「入学式の時。お前、めんどくさくて入学式行くのやめようとしてた俺にお前、怖がったりめんどくさがったりせずにだめだろって言ってくれた」




(あ…そういえば、あったなそんな事)





「その時から、お前の事意識してた」