ユウウコララマハイル

あのとき公園の自動販売機に立ち寄らなかったら、こうして古沢と一緒に暮らすこともなかったのだろうと思う。



*・゚・*:.。.*.。.:*・☆*・゚・*:.。.*.。.:*・


なんなんだよ、コイツ。
珍しく早く帰ったなと思ったら、なぜにここで寝てやがる。


同期の古沢はどこにでもある、なんの変哲もない青色のベンチで高いびきをかきながら横になって寝ている。
色素の抜けた白に近い髪も、外灯のオレンジ色に染まっている。


どうしようかな、コイツ。


悩んでいるとベンチよりも目立つ青色の制服が公園に入ってきた。
ナツミは咄嗟に古沢のお腹辺りの空いているスペースに腰かけて、缶珈琲を開けた。


「お連れの方、大丈夫ですか?」
「え、ええまぁ」
「手伝いましょうか?」


手伝う? 
なにを手伝うのだろう。
タクシーを呼んでくれるのか、それともパトカーにでも乗せるのか。


「いえ、大丈夫です。すぐに連れて帰りますので」
「ここら辺は変な酔っ払いも多いので、気をつけてくださいね」


そう言って若そうな声が去っていった。
周囲は飲み屋も多いから、見回りなのだろう。
ご苦労さまです。