ユウウコララマハイル

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ガスコンロを点火する。
フライパンの豚肉は余熱で隅が焦げ、そして冷めてしまっている。
これで商売しているわけではないし食べられれば一緒だよねと、再び焼きそば作りに取りかかる。


リビングとキッチンの境戸を取っ払ってしまったためか、古沢の声がよく聞える。


古沢、驚いてる。


そもそもなんで私の携帯なのか、あの様子だと疑問に思ってそうだな。


どこか上の空で相槌を打つ古沢にそう感じてしまった。
それはただ単純に古沢の携帯電話にかけたら留守で、だったらナツミにかけてしまおうというマスターの気転だ。
ナツミが受けたときの画面は“天使屋”で、その後ハルの自宅と思われる番号からかかってきた。