ユウウコララマハイル

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自分のベッド上を無造作に―――床に本を下ろすというやり方で片づけたナツミはそこで洗濯物を畳んでいる。
お陰で床は文字通り足の踏み場がない。
天使の羽根はとりあえず自分の洗濯物と一緒にクローゼットの中に置いておくことにする。


ナツミは畳み終わると飛び石を歩くように辛うじて見える床を爪先立ちで渡り、部屋を出た。


「どうぞ」


リビングに移動したナツミは古沢に洗濯物を手渡そうと差し出す。
作業の途中だからか反応が鈍い。
部屋にでも置くかと踵を返そうとしたが、古沢の手元が気になって注視してしまう。
古沢は針でもリッパーでも糸切りばさみでもないものを持っている。