ユウウコララマハイル

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どうしてこんなに早く帰ってきたの!

早く帰るなら一言連絡しろっ。


自分本位の文句が中村から返ってくると思っていた。
それに対しての返答をカケルは脳内で準備していた。
自分の休日を自由に使ってなにがわるい、わるいがお前とはそういう関係じゃねえなどと。
けれど「それだけ?」で返すなど、なんだか拍子抜けだけれど、謝らないところがやっぱり中村だ。


それにしても、


「俺の部屋片づけろって言ったのに、ベランダに出やがった」


ベランダは和室に面している。
確かにカケルの部屋を通り過ぎなければ出られないのは確かなのだけれど。


―――俺の部屋で片づけながら洗濯物を畳む、とか?


中村の部屋でできないのは一目でわかる。
けれど、カケルの部屋も散らかっているのだ。


「アイツなにがしたいんだ?」


カケルは首を捻る。
そうしてから溜息をついた。


アイツのことばかり考えるってのも、なんだか癪だな。