ユウウコララマハイル

―――でも、綺麗になってよかった。


久しぶりに対面した天使の羽根は未開封であったが、心なしか黄ばんでいるようだった。
それを押し洗いして、干して。
あとはビニール袋に入れて、防虫剤を入れれば当分は大丈夫だろう。


そして難関が待ち受ける。
古沢が帰宅するまでに片づけられなかったナツミの落ち度だ。


「どうやってこの羽根、戻そうか……」


今は当然無理だろう。
古沢の目がある。
その上作業に没頭してしまうだろうから、今日はもう外へは出ない。


明日のシフトはどうだったかな?


ジーンズの後ろポケットにしまってあるスマートフォンを取り出す。
画像フォルダからシフト表を撮った写真を選択し表示した。
細かすぎる文字の羅列だが拡大すればいい話。
全スタッフの予定がこれですべて把握できる。


「休みだ、ラッキー」


案外難関は楽に達成できそうだ。
明日古沢の仕事中にしまえばいいのだから。