「……凛花?」
「離さないから!!」
「え?」
「望が隠してること、ちゃんと全部話してくれるまで、離さない!あんたが聞かれたくなくても……全部聞きたい!だから話して!!」
逃げようとされても、聞かれたくなさそうな顔をされても、もう離したくない。
今この手を離したらきっと、本当に終わってしまう。
この先何年、何十年経っても、絶対後悔する。
そんなの、いやだ。
「好きな人のことなら、なんでも受け入れてみせるから」
心を、決めよう。
信じよう。
どんなことだろうと、受け入れられる。
真っ直ぐに目を見て言い切った私に、望は少し驚き、戸惑い、観念したように小さく笑った。
「……凛花の勢いには、敵わないなぁ」



