人の間で言われる”童話”。 そこに登場する”悪役”たちは、そう、いつだって避難される。 読み手となる人たちは常に主人公の気持ちに同調し、寄り添う。 だけど、悪役にも心がないわけじゃない。 悪役といわれ続ける彼らにも、”心”があるのだ。 その心の中には良心だってあるし闇だってある。 だけど、いくら心を叫んでも彼らが人に理解されることなんてない。