デスサイズ



「……ひっ、…グス……カナちゃん、いきなり泣いて堪忍な…」
「ううん。お姉ちゃんは大丈夫?」

心配するカナを安心させるように、頭を撫でてやる。

「大丈夫や…。何か、スッキリしたわ。悲しい気持ちは消えへんけど……リンの分まで生きようって、頑張らなアカンって…そんな気持ちになれてきたわ」

泣き腫らした瞼が痛むが、鈴が浮かべる笑顔は本物だった。

「ほな、ウチ帰るわ。カナちゃん、またな!」
「うん! バイバイ!」

手を振って、カナと別れる。



(……リン。ずっと忘れへんからな。安らかに眠ってや)

心の中で愛猫に祈りを捧げ、しっかりとした足取りで鈴は帰路につくのだった。