デスサイズ


ピリリリリ

携帯のアラーム音が鳴り響き、鈴はゆっくりとベッドから起き上がる。

アラームを止め、鏡の前に立つと、目元に隈(くま)が出来ているのが見えた。

結局、あれからリンの事が心配で一睡も出来なかった。



身支度を整え、トボトボと黒斗の家に向かう鈴。

途中、いつものようにリンが可愛らしく鳴きながら駆け寄ってくるのではないか、と思ったが、現実は無情である。





黒斗の家に辿り着き、玄関に足を進める鈴。

だが、玄関の前に置かれていた“モノ”を視界に入れた瞬間、目を大きく見開いて立ち止まった。

ドサリ

持っていた鞄が音を立てて地面に落ち、鈴もそれに続いて、ガクリと膝をついた。











「イヤアアアアアアアアア!!!!」


耳を突き抜けるような悲鳴を聞いた黒斗は飛び起き、パジャマのまま、声の出どころへ向かった。

「どうした!?」

勢いよく玄関を開けた黒斗の眼に映ったのは、地面に踞って泣き叫ぶ鈴。

そして、真っ赤に血濡れたリンの生首だった。