「まだ気分がのらないんだ、ごめんね。……あ、そうだ! 山根の最期を聞きたくないかい?」
「あ、うん! 聞きた~い」
「やっぱり? じゃあ詳しく教えてあげるね!」
今回の手口を我ながら上手くやったと思っているのか、光を始末した時の状況を生き生きと事細かに語り始めた。
芽衣としてはさっさと伸也を始末したい所だったが、あまり急かしては怪しまれると思い、渋々話を聞く。
(…………めんどくさっ!! 別に興味ないっての!)
舌打ちをしたくなる衝動を抑えつつ、笑顔を張り付けて伸也の話を聞き続ける。
話をしている最中、伸也は腕時計を何度もチラ見しており、その仕草が芽衣を更にイラつかせた。
「……と、言う訳だよ」
話を終えた伸也が一息ついた。
一方、芽衣はハアハアと荒い呼吸をしており顔色も青い。
