「貴女のお姉さんには仲良くして頂いたし、今回の事件には私もショックを受けています。信じたくない気持ちはわかります。
ですが、いくら騒ぎ立てても貴女のお姉さんが罪を犯した事実は変わらないんですよ!」
「姉ちゃんは女手1つでアタシを育ててくれた優しい人だ!! 姉ちゃんが人を殺す訳ないんだー!!」
奇声を発しながら少女が江角に掴みかかり、黙って見守っていた野次馬たちが悲鳴をあげる。
ようやく騒ぎを聞きつけた警備員が現場に到着し、江角から少女を引き剥がす。
「ホラ、こっちに来るんだ!」
「離せよっ! まだ話は終わってねえ!!」
羽交い締めにされながらも少女は江角に対して怒りをぶつけ続ける。
「テメーがデカを誘惑して家に連れ込んでんのは知ってんだ!! 絶対に姉ちゃんの無実を証明して、ブタ箱にブチこんでやるからなあぁぁっ!!」
少女は声を張り上げながら、警備員に引きずられていった。
