「な、何で大神くんがみきほさんのことを知っとるんや!?」
「何でも何も、僕はみきほとは幼い頃からの付き合いだから」
「ええっ!? つまり……幼馴染みっちゅうこと!?」
「まあ、ね」
思わぬ事実に、鈴が驚愕(きょうがく)するが、大神は涼しい顔をしている。
「みきほ、あんな性格だから中々友達出来なくて心配してたんだけど……友達が出来て、それも気の良君達で安心したよ」
安堵の笑みを浮かべる大神だが、黒斗にはその言葉も笑みも嘘にしか感じられなかった。
「これからも、みきほのこと宜しくね」
「おう! 任せときや! な、クロちゃん、レイちゃん!」
「うん!」
純真無垢な鈴と玲二は、笑顔で大神の言葉に答えた。
「それじゃ大神くん、また明日な!」
鈴は手を振り、踵を返した。
黒斗もさっさと前を向き直し、歩き出す。
「あっ、待ってよ2人共!」
「待って」
出遅れた玲二が慌てて後を追おうとするが、大神が呼び止める。
「はい?」
キョトンとする玲二に大神はゆっくりと歩み寄り、耳打ちをする。
