そんな彼らを置いといて、鈴がみきほに話しかける。
「今日は、みきほさんにも手伝ってもらいますね」
「えっ。でも…あたし、本当に料理とかサッパリたよ?」
「やから、ウチが教えながら作ります。昨日、約束しましたからね」
「あ、ありがとう!」
笑顔で笑いあう鈴とみきほ。
そんな微笑ましい光景を見ていた玲二が、不安を黒斗に洩らした。
「……兄貴、オレも料理ダメだけど大丈夫かな?」
「……とりあえず無事に済むとは思わないことだな……」
これから待ち受けているであろう大騒動を思い、黒斗は深い溜め息を吐くのだった。
