「無理なことありまへん! 人間、やれば出来るっちゅうやろ! 何だったらウチが毎日でも、料理を教えに来てもええですよ!」
鈴の言葉を聞いたみきほの目から殺気が消え、彼女に視線を移した。
「……ほんと? また、あたしの家に来てくれるの?」
「はい! みきほさんが良かったらですけど!」
それを聞いて、みきほは花が咲くような可愛らしい笑顔を浮かべて頷いた。
「勿論! むしろ大歓迎だから!」
興奮した様子のみきほは、鈴の手を取り微笑む。
「あの…これで、あたし達、友達って奴? 家に来てくれる人って、友達に分類していいんだよね!?」
「は、はい。ウチら、もう友達やと思いますけど……」
「そうそう! オレと兄貴もね!」
「あ、ありがとう!」
右手を挙げて言い放つ玲二に、みきほが微笑んだ。
「……本当は友達が欲しかったのか」
微笑ましい光景を眺めながら、ポツリと黒斗は呟いた。
