「………………」
特に話題もなく、黒斗もみきほも口数が少ない為、必然的にダイニングは沈黙に包まれる。
(……気まずい、何か話題を……)
沈黙に耐えかねた玲二が、どうにか場を明るくしようと、あまり出来の良くない脳みそをフル回転させる。
だが2人の興味を惹くような話題も無く、頭を抱えこむ。
(うう……兄貴はともかく、みきほさんがなあ……いつもブスッとしてて怖いし…)
そこまで考えて、玲二の脳内に名案が思い浮かんだ。
「みきほさん!」
「……何?」
突然、声を張り上げた玲二にみきほが注目する。
「みきほさん、いつもしかめっ面だよね! 笑えばいいのに!」
「うっさい! 余計なお世話だし! 楽しくないのに笑ってるとかキモすぎでしょ」
「だから、オレが笑わせてあげるよ!」
自信満々に胸を叩く玲二。
彼はエヘン、と咳払いをすると、ゆっくりと口を開いた。
