「……まあ、バカなら仕方ないか。気にしないことにする」
「み、みきほさんまで……もうオレ、バカでいいや……」
さすがに堪えたのか、玲二はガックリとテーブルに顔を突っ伏した。
かと思えば直ぐに顔を上げて、みきほに話しかけてきた。
「で、結局みきほさん、料理出来ないの?」
せっかく丸くおさまりそうだったのに、またも地雷を踏み抜く玲二に、黒斗は思わず頭を抱える。
「……………………」
気まずく長い沈黙が、その場を支配した。
地雷を踏んだ本人は、訳も分からずキョトンとしているし、鈴はみきほの顔色を伺っている。
そして冷たいオーラを醸(かも)し出しているみきほは、鋭い眼光で玲二を見つめている。
「……出来ないし」
不意に呟かれた言葉に反応し、3人がみきほを見つめた。
