放課後
南風女子高等学校 校門前
風祭 みきほに学生証を届ける為、黒斗・鈴・玲二の3人は校門の前で、みきほが出てくるのを待っていた。
男性である黒斗や玲二は勿論、違う学校の生徒が女子高の前でたむろしているので、出てくる生徒達からは奇異の目で見られていた。
「……風祭さん、出てこないね」
待ち続けて数十分、未だにみきほは出てこない。
「もう帰ったのかもしれないな」
「せやな……どないしようか、これ」
「交番にでも届ければいいんじゃないか」
黒斗の言葉に鈴は頷き、踵を返して帰ろうとする。
「あれ? あんたら……」
すると、背後から聞き覚えのある声が耳に入り、振り向いた。
そこに立っているのは今朝、学生証を落とした少女…風祭 みきほだった。
みきほも黒斗達のことを覚えているようで、姿を確認した途端、嫌悪感を露に表情を歪ませる。
