初めての人。

【雄也】

やべぇ。めっちゃ心が痛てぇ。
好きな人を傷つけるって言うのは、こういう事なんだ。

今は無理だけど、ちゃんとお前を守れるようになったら、戻ってくる。

必ず…。


俺は、沙彩の走りって逃げていったのをずっと見ていた…。

「雄也…。お前、沙彩に何かしたのか…?」

「お前には関係ない事だろ。」


「…俺、沙彩の事が好きなんだよ。」

突然の、隆也の発言にびっくりして…。

「…はぁ?」

「お前は、沙彩を泣かす事しか出来ねぇのか?」

「…。」
言葉が出ない。

「俺、沙彩に告白するつもり。」

何も言えない。
俺には、あいつを守る事が出来ねぇんだから。

ほんと、俺って最悪だ。
好きなやつを傷つけて、守れなくて、自分勝手だ。