一般人が超人気モデルと恋しちゃった話。





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「え、待ってください!これで凌の前に行けって言うんですかっ!?」




「はい。もちろんですよ」





「ちょっ、ちょっと待ってくださいっ」




「あら。とってもお似合いでございますよ?きっと須崎様もそう思われます」





そんなことない。絶対ない。


あの人のことだもん、思いっきりディスられるに決まってる。





あの後お店の人にメイクと髪型まで綺麗にしてもらい、ますますあの日のデジャヴを感じて不安になっていた矢先、




完成したから凌の待っている部屋に案内する…だなんて言われて、危機感マックス。




凌が待っているという部屋の前で、ドアを開けようとする店員さんの前に立って通せんぼしながら攻防中。




だって女の勘は当たるって言うじゃん。


そんで私一応女だしさ…!!





これ、絶対またモデルか何かに使われるパターンでしょ!?





「大丈夫ですよ中原様。とってもお似合いですもの、須崎様もお気に召しますわ」




「だからそうじゃないんです!!」




全然わかってくれない店員さんに言い返しながら、何とか理由をつけて逃げようと考えていたその時、




「なに騒いでんの」




ドアが開いた音ともに、悪魔の声。