その行動にあまりにびっくりして、
涙も止まった。
それと同時にまた恥ずかしくなってきて、触れられている頬が熱い。
オマケに、近い距離から見つめてくる須崎凌。
恥ずかしいはずなのに、
きっと赤くなってる顔を
見られたくないはずなのに、
その射抜くような視線に捕らえられて、目が離せない。
「お前…」
ボソッと何か呟く声が聞こえたけど、
小さくてよく聞こえないまま
なぜか近づいてくる顔。
「ちょ…、えっ!?」
逃げたくても、硬い流木と須崎凌に挟まれているこの体勢じゃ逃げれない。
ゆっくり近づいてくる顔は、
もう息がかかりそうなくらい近くて、
頬に添えられた手が、
頭の後ろに回される…
「…や、」
頭が真っ白になって、
声もまともに出ないまま
目をぎゅっと瞑った。

